がん"と闘う自然免疫力とは
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みなさんこんにちは。
(株)プロスパーサンダ 嘱託医の志賀和夫です。
今日は、みなさんに「がんと自然免疫力」についてお話をしたいと思います。
私たちの体は、精子と卵子の遺伝子が結びついた「たった一個」の受精卵から始まります。
受精卵は、その遺伝子情報をコピーし、その中のどれかの遺伝子が働きながら2分裂を繰り返し、約60兆個ほどの細胞からなる体なります。
だから、 私たちの体の全ての細胞は、同じ遺伝子を持っています。
ただ、どの遺伝子が働いているかだけの違いなのです。
そして正常細胞は、生まれたら死に、新しい細胞と入れ替わっているのです。
例えば、皮膚の細胞は生まれたら分裂が止まり、上に押し上げられ表皮となり、
表面からフケ、アカと呼ばれるように死んでいく、を繰り返してるのです。
そしてそのサイクルが一定なので、皮膚の厚さはいつも同じに保たれます。
赤血球は、約90日で死に、新しい赤血球と入れ替わっているのです。
このように正常細胞は、生まれたら分裂が止まり、死んでいきます。
では、がん細胞ではどうでしょうか?
実は、正常細胞の中の遺伝子に異常が起きると(簡単に言うと、遺伝子の中のがん遺伝子が働き出すと)がん細胞になっていくのです。
そしてがん細胞になると、死なずにいつまでも分裂増殖を続け、血管やリンパ管を流れて移転、増殖していきます。
このようにがん遺伝子が働くと「がん細胞」、がん遺伝子が働かないと「正常細胞」ということになります。
つまり、この2つの細胞は、全く同じ遺伝子を持つ兄弟細胞なのです。
そしてこのがん細胞を見つけ出して殺すシステムが、NK(ナチュラルキラー)細胞※をはじめとした自然免疫力なのです。
※がん細胞殺すことからこの名前がついています。
またがん細胞は、赤ちゃんの時から生まれています。そして自然免疫力には、先天的に強弱があり、非常に弱い子は小児がんになります。
私たちは、いつでもどこからでも生まれてくるがん細胞を、自然免疫力でやっつけながら生きているのです。
この自然免疫力は生活の中で強くなったり弱くなったりしながら、20歳ぐらいをピークに動脈硬化(老化)に伴って、弱っていきます。
だから長生きすればするほど自然免疫力が弱り、がん細胞をやっつけることができなくなり、がんになる人が増えていくのです。
今の日本は、世界一長生きするようになりました。その結果、この自然免疫力が弱っても生きる続けるため、2人に1人が「がん」になると言われているのです。
そして「がん」なった人はすでに、この自然免疫力が「がん」をやつけられないほど弱っており、さらに歳と共に弱っていくから、同じ生活をしていくと再発増殖しやすくなり、また人によっては「多重がん」と言って違う部位の「がん」になることもあります。
この自然免疫力を強化パワーアップする私の治療法は、すべての人が「がん細胞」をやつける力を強くしますから、延命はもちろん、治癒が望める治療法です。
体を元気に若返らせることを目標にする治療法なので、癌だけでなく、年とともに増える肺炎や認知症(ボケ)、寝たきりからも遠ざかるのです。
良いことを足し、悪いことを引き、プラス・プラスの考えで、自分の足で免疫の山に登っていくのです。
高く登ったのに比例して免疫力が上がり、延命効果が強くなり治癒率があがります。もちろん、副作用の心配はありません。
ですので、
がんを克服すること、決してあきらめてはいけません。
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